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ミウのストーリー

第3章 離れられなくて

頭が白くなる。
心臓が激しく波打つ。
時が止まる。
シュウに噛まれた乳首に、全神経が集まっている。

ふと力が抜けて崩れる私を、シュウが抱きしめた。


『ミウ、可愛いよ』

シュウが私の髪を撫でる。


やっと息が静まり我に返ると、通りの人や服の乱れが気になった。

でも恥ずかしくて顔をあげられない。


『ミウ』

シュウが私をグイッと離した。

頬にキスをして、私をまた壁に押しつけた。

ワンピの下では、まだブラがめくれたまま。

そう言えば……
下着が冷たかった。


シュウがミウの足元にしゃがみ込んだ。

本能でスカートを押さえた。


『駄目だよ。自分でスカートをめくってごらん』


「えっ……?」


そんなの駄目……
だって下着は今…

『ミウ、俺がキライなの?』


「好きよ。シュウが大好き」


『なら俺の言う通りにして』


大好きなシュウが私を下から見上げて、拒めない強い視線を私に向ける。


『本当に俺が好きなら、できるよね?
俺が好きだって言うなら、俺の為にしてくれるよね?』


私はためらった。
だって……。


『もういいよ』

シュウの冷たい口調に、私は自分のスカートに手を伸ばした。


シュウが見ている前で、ゆっくりとワンピの裾をたくし上げた。


『もっと』


パンティの見えないギリギリで手を止めていると、シュウがそう言った。


だって……


不意にシュウの手がスカートの中に入って、太股に触れた。


……!!


『うん?……ミウ。
もっとスカートを上げて。俺に見えるように』


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