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トゲトゲしい声を浴びせかける。

「今日はお前がファイアーボールを発動するまで帰さない、と言ったはずだ!!」

気持ちよさそうにストレッチをするカイの元に歩み寄り、両手を掴むディル。

そして――

「ストレッチをする余裕があるってことは、まだまだ大丈夫ってことだろ!? 疲れたフリして同情を誘おうとするな!!」

そう言って、カイの両腕を締め上げるディル。

途端、

「ぎゃぁぁ～～っ、死ぬぅ……殺されるぅ誰か助けてーーッ!!」

と声をあげる、カイ。