落ちこぼれの救世主
第2章 ~出会い~
カイは、そのディルの一瞬の隙を見逃さない。
「よっひゃ!!(よっしゃ)」
と声をあげ、一気に立ち上がる。
そして、痛そうに太ももをさするディルに嘲笑を向け――
「あばよ先生ッ、とんずらさせてもらうぜ!!」
素早くローブを翻し、一気に走りだそうとするカイ。
だがしかし、そうやって喜々として駆け出そうとしたカイの耳に、
「逃がすかぁッ、この落ちこぼれ!!」
そんな声と共に、先ほどディルがカイに魔印を押したあたりから閃光が迸る。
瞬間、
「ーーッ!!」
カイの全身がピクリとも動かなくなる。
「よっひゃ!!(よっしゃ)」
と声をあげ、一気に立ち上がる。
そして、痛そうに太ももをさするディルに嘲笑を向け――
「あばよ先生ッ、とんずらさせてもらうぜ!!」
素早くローブを翻し、一気に走りだそうとするカイ。
だがしかし、そうやって喜々として駆け出そうとしたカイの耳に、
「逃がすかぁッ、この落ちこぼれ!!」
そんな声と共に、先ほどディルがカイに魔印を押したあたりから閃光が迸る。
瞬間、
「ーーッ!!」
カイの全身がピクリとも動かなくなる。