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16歳に恋する23歳の俺。

第3章 会話






サキちゃんと由真は気を使わせて
少し遠くの席に移動して、


俺は静かに優美花ちゃんと話をしていた。



趣味、好きな音楽、地元、テレビなど

色んな話題に話を咲かせる。





いつ年齢や彼氏のこと切り出そうかな、など
考えていると



優美花ちゃんから話をしてくれた






「…あの、私隠してたこと、あるんです……」




俺の方に体を向けて

俯きながら話す。








「私、ハタチじゃなくて




実は16で……………」









………来た。



まさか優美花ちゃんから話してくれるとは
思っていなかったから、結構驚いた。


そんな俺を見て、優美花ちゃんは
申し訳なさそうに俯く。







「………なんで、ハタチだって嘘ついてたの?」




「それはサキさんに言われて…

昨日の合コンには人数合わせで行ったんですけど
やっぱ16ですって素直に言うのはちょっと
マナー?として、ダメじゃないかなって…


特に出会い求めてなかったし
嘘ついても誰も気にしないだろうって思って……」







優美花ちゃんは自分の可愛さに気付いてないのか?


合コン行ったら
絶対全員から狙われるだろ、普通に



実際俺も狙ってるわけだし……





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