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16歳に恋する23歳の俺。

第3章 会話







年齢のことを言って気持ちが軽くなったのか
話している内によく笑うようになった



あー、よかった…

ほんと由真とサキちゃんのおかげだわ……



しみじみ思っていると、

優美花ちゃんは時計に視線を移した。



時計の針は午前2時。





あぁ、そうだよな……


優美花ちゃん、高校生だし
普通はこんなとこにいちゃいけないよな…



今日も学校だろうし
ちょっと話に付き合わせ過ぎちゃったかな




「優美花ちゃん、そろそろ帰ろうか?

送ってくよ」



「え?!

いや、そんな…大丈夫ですよ」



「だーめ。
ただえさえこんな時間だし外は物騒だし

一人で帰らせるわけにいかない


家どこら辺?」




優美花ちゃんは

一瞬考えて


顔を上げ、俺の顔を見る







「南区…です」



「よっしゃ、じゃあ送ってく

あ…男の車大丈夫?」



「……はい」




確認を取り、イスから降りると
由真達に挨拶をして



バーを出た。



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