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真面目ちゃんの秘密

第8章 気まずい仲

俊介「そ、それよりよ……お、お前さ……。
二人に言わなきゃいけないことあるだろ?」


亜子「えっ!?あぁ……あああはい。
えっと、二人とも聞いてくれますか??
あのですね……急ですけど私……サワコなんです」


雪見「はっ!?」
優奈「へっ!?」


優奈「サワコってあのサワコなわけ?
えっ?えっ?えっ?ついに亜子ちゃんも
山口くんと同じようにサワコファンに
なって頭おかしくなっちゃった!?」


雪見「ていうかまず第一、キャラ違いすぎじゃん?」


亜子「うん。信じてもらえないと思いますけど
本当のことなんです。家もちゃんとサワコの家だし。
だから……二人にだけは話しておかないと……って。
学校では今のように話しますけど。私の秘密を
知っている人の前では素で喋らせてもらいます。」


雪見「おーーーー!なんか興奮する。
素でしゃべってみて?」


亜子「まぁ……対してかわんないけどね。
敬語か敬語じゃないかの違いってやつだね」


優奈「やばい!まじじゃん!サワコみたい!」


亜子「いや、私サワコだし。」


俊介「信じてないのか。んじゃあ……亜子。
髪ほどいて、眼鏡外して」


亜子「め、め……命令すんなっ!!!!
つーか、こんな生徒が登校中の場所で
素の姿見せられるかっつーの。」


俊介「おめぇ、微妙に緊張してるだろ?」


亜子「そりゃするわ!」

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