記憶のカケラ
第7章 別れと…
そのあとは集会から始まっていつものように授業。
―――――放課後
「遼ー今日帰り展望台行きたい。図書室で勉強して帰りよってこ?」
亜梨紗が俺を覗き込む。
「おぅ。って、えー勉強すんの?」
「当たり前でしょ?受験生だよ一応。」
そういいながら俺の背中をバシバシ叩く。
「いたたた…。わかったわかった。」
そのあと俺達は亜梨紗の言ったとおり図書室へいって勉強した。
勉強しながらだいぶ日が沈むの早くなったなぁ、なんて俺は呑気なことを考えた。
暗くなってから俺達は展望台へ向かった。