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記憶のカケラ

第4章 デート

待っていると後ろからクラスメイトの男子達に話し掛けられた。

「ぐーうぜーん!あーさじゃん!」

「おぉ、やほー」

びっくりして私は適当に返事をする。

「一人?一人だったらさ、これから花火やるんだけどこない?」

「ごめーん、一人じゃないのよ。遼待ち!」

そういうと男子はふーんと適当に返し、

「おまえらって付き合ってるわけ?」

と聞いてきた。
私はどきりとする。
うん、とうなずきかけてはっとする。
遼からかわれないように内緒にしようっていってたっけ…

「えーっと…」

そう考えると思わず言葉がつまる。

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