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声をきかせて…

第4章 帰り道

会社から歩いて15分の道のりをなにも話もせずに、ただただ歩いていた。

不思議と小野さんの隣にいてなにか話さなきゃとか…。

無言という空間が居心地悪いとか思わなかった。

逆に居心地がよく感じていた。

時々足が痛んで止まりそうになったら小野さんも合わせてくれる、そして私の行動を眼鏡越しに優しい目で見てくれてる気がした。

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