声をきかせて…
第12章 独り言
次の日、会社につくとすぐに佐々木さんに話しかけられた。
『昨日はありがとうね。
私、昨日あなたと話したあとに考えたけど、
聖夜くん諦めるわ。
やり直そうとお願いしても無理で、でも諦められなかったけど。
けど前に私が会社の入り口で取り乱した時に、山木さん、聖夜くんに私の側にいてあげてっていってくれたでしょ?
でも、聖夜くん、ゴメンって言って山木さんの所に行ったの。
その時諦めなくちゃって思ったんだけど…。
悔しくて噂たてちゃった。』
私は他の言葉は入ってこずゴメンって言っての言葉だけを拾っていた。
『小野さん…佐々木さんには話してくれるんですか?』
『えっ?』
『私、話してもらったことないです。
佐々木さんには話してくれるんですか?』
私は目に涙が一気にたまったのがわかった。
『昨日はありがとうね。
私、昨日あなたと話したあとに考えたけど、
聖夜くん諦めるわ。
やり直そうとお願いしても無理で、でも諦められなかったけど。
けど前に私が会社の入り口で取り乱した時に、山木さん、聖夜くんに私の側にいてあげてっていってくれたでしょ?
でも、聖夜くん、ゴメンって言って山木さんの所に行ったの。
その時諦めなくちゃって思ったんだけど…。
悔しくて噂たてちゃった。』
私は他の言葉は入ってこずゴメンって言っての言葉だけを拾っていた。
『小野さん…佐々木さんには話してくれるんですか?』
『えっ?』
『私、話してもらったことないです。
佐々木さんには話してくれるんですか?』
私は目に涙が一気にたまったのがわかった。