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Codaとfine

第1章 夢と奇跡

 「せんせーいかなみせんせー」あれ?でねーな。いねーのかよ?
 「あ、ゆうくん!ちょっとまって!」なにしてんのかな…?
 「ふふゆうくんいらっしゃーい。ごめんね?ちょっと着替えてたよ」なるほど。先生はエプロン姿だった。
 「じゃあとっとと出して帰りましょう」
 我ながら少しかったるい。
 「うーん、そだね。それではドラム出し作業を開始しまーす!じゃあ蔵に移動しよっか!」蔵?んなもんあったけ?
 「くらってどこにあるんですか?」
 「え?裏にあるよ?知らなかった?」
 「うん」
 「それじゃあまず案内するね」なんか今日の先生かわいいな。・・・っていかん!先生にそんな感情を抱いては!
 ・・・・・・・・・・・。
 「裏にこんな立派な蔵があるとは・・・。」
 何で気がつかなかったんだろう。ふしぎだ。ふしぎすぎだ。
 「えっと・・・たしか・・ここに・・・ん・・・・・あ・・・あった!」
 う、うおースカートの中・・・先生のが。
 「おーいゆうくん?おーいってば!」
 「え、あ、はい!なんですか?」やべ、みとれてた。
 「何ボーっとしてるのよー!てつだって?」少し顔がふくれてた。でもそこもかわいい・・・。
 「え・・・と・・何すれば?」
 「まずペダル出してくれる?」
 こうしてドラム出し作業が始まり、かれこれ30分くらいで組み立ててすべてが終了した。つかれた。

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