
好きなんて言葉じゃ言い表せないくらい君が、
第1章 ミルクティーは砂糖多めで.
「もう人類の半分くらいはお前に告白したんじゃないの!?」
「んなわけあるか、ボケ」
佑樹の茶色い髪が揺れる
「なあ遥、恋愛って難しいな」
いきなり話が変わったので一瞬ビックリした
「あ、まさか佑樹、あんた
誰かに恋しちゃった?」
笑いを含みながら言うと、
「そうかも」
と佑樹は言った
「へぇーあの佑樹が」
佑樹は誰も好きにならない
と前まで言っていた
「今まで告白されても片っ端から断ってきた佑樹が、へーぇ」
佑樹も私に負けないくらいモテモテだったのだ
まあ、俗に言う
イケメンな訳だから
