テキストサイズ

赤い恋 ~sho sakurai~

第3章 協力

智「はぁ~♪サッパリした♪」

結「智くん、智くん!」

私はお風呂上がりの智くんを自分の部屋から手招きして呼んだ。

智「ん?どうしたの?結衣?」

首から下げたタオルで頭をワシワシ拭きながら智くんはこっちへ来てくれた。

結「あのねあのね、」

智くんを部屋に入れてから静かに扉を閉めて小声で囁いた。

智「?」

結「…あたしね…」

すぅっと息を吸って智くんを見つめる。

結「…あたし、翔ちゃんが好きなの…」

ドキドキする…。

別に本人に言ってるわけじゃないのに。

顔、赤いだろうな…

智「…………やっぱり?」

結「え」

智「やっぱりそうじゃんね?オイラ、ずっとそうなんじゃねぇかなぁ、って思ってたの」

なっなんだ…………気づいてたの…

そっか、智くんカンいいもんね…

洞察力凄いって言うか、

結「気づいてたんだぁ…」

智「いいと思うよ♪お似合い」

結「ほっホントに?!」

嬉しくて智くんを見つめる。

智「(笑)うん(笑)」

智くんが言ってくれるとお世辞じゃなく聞こえるから嬉しいなぁ。

結「ありがとう…嬉しい」

ニッコリ笑ってお礼を述べた。

智「応援するよ♪…そのつもりでオイラ呼んだんでしょ?(笑)」

智くんってホントなんでもお見通し…(笑)

結「ありがとう、あたしも頑張るね!」

智「うん(笑)頑張ろ(笑)」

智くんがニコッと笑ってコクンと頷いた。

結「ありがとうー!じゃ、あたしお風呂入ってくるっ!」

パタパタパタパタ…………
















智「がんばんなくても大丈夫だと思うけど(笑)」









ストーリーメニュー

TOPTOPへ