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赤い恋 ~sho sakurai~

第4章 デート

結「相葉ちゃん~、そろそろ起きないと!今日、志村動物園でしょ!」

雅「んー…………あと5時間…………」

結「何いってんの!」

潤「結衣~俺の靴下しらない~?」

結「え~?見当たらないの?」

翔「あー!ニノそれ俺のパーカー!」

和「朝から騒がしいなぁ、ダブルパーカー!」

翔「うるせー!ダブルパーカーって言うな!」

結「もぉー何やってんのぉ!翔ちゃん!パーカーぐらい貸してあげな!」

翔「…………貸しイチだかんなぁ…」

潤「結衣~靴下はぁ~?」

結「えぇ~?タンスは見たの?」

うちの朝はホント忙しい。

私はフライ返しを片手に動き回る。

智「…………ねみぃ…」

寝ぼけ眼をこすりながら智くんが起きた。

結「朝ごはんできてるから食べちゃって!」

智「うー、」

結「相葉ちゃん!早く起きる!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

結「っはぁ!忙しいっ!」

一段落した私はソファにドカっと座り込んだ。
翔「(笑)お疲れ(笑)っつっても忙しい原因の一つは俺か(笑)」

苦笑いしながらコーヒーを片手に隣に座る翔ちゃん。

結「そぉだよぉ、パーカーぐらいいいでしょぉ」

冗談めかして私は言った。

翔「はい(笑)ごめんなさい(笑)」

翔ちゃんは一口コーヒーを飲んで言った。
結「(笑)いぃよ(笑)今日はOFF?」

翔「うん(笑)明日は早いけどね」

結「そっか…」

昨日智くんに話しただけでなんか意識しちゃう…。

翔「結衣、俺らの世話してくれてありがとうな」

結「え、急にどうしたの?」

翔「いや、考えたらすっごい大変だなって思って」

なんか…真面目な話し…

結「んーん、大変だけどそれ以上に楽しくって幸せだから全然苦じゃないよ」

翔「そっか…ならよかった」

結「うん(笑)」

…………

沈黙…(苦笑)

と、翔ちゃんがこっちを向いて言う。

翔「じゃあさ、これからも俺らと一緒にいてくれる…?」

え…………

結「…………当たり前だ!ダブルパーカー!」

翔「ちょっ!ダブルパーカーって」

ごめんね、嬉しすぎて照れ隠しするの
大変だったから…

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