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赤い恋 ~sho sakurai~

第4章 デート

翔「もぉー…、あっ、今日予定入ってる?」

翔ちゃんが思い出したように言った。

結「え?んーん、特には。どしたの?」

今日やることを思い浮かべながら私は答えと質問を同時にした。

翔「やー…、なんか、どっか出かけない…?今日みんな仕事だし…、」

翔ちゃんが目を合わせずに照れくさそうに言った。

…………これは…!
で、でぇとってやつですかぇ?

結「っうん…!いぃねっ…!」

内心ドキドキしながら私は答えた。

翔「ん…、んじゃ、どっか行こっか」

やっと私の方を見て翔ちゃんが言った。

な、なんで誘ってる本人が照れるのぉ!

必要以上にこっちが照れるよ!

結「そだね…、どこいく?」

私も照れながら翔ちゃんを見た。

そこには少し顔が赤いような翔ちゃん。

翔「とりあえず、街、ブラブラしよっか」

結「そだね、お腹すけば適当にどっか入ればいいし、」

翔ちゃんの提案に乗った私は用意の為にすくっと立ち上がった。

翔「じゃあ、用意出来たら言って、俺いつでも大丈夫だから」

ソファに座ったままの翔ちゃんが言った。

結「うん、分かった。なるべく早くするからね」

翔「急がなくていいよ」

そう言ってくれる翔ちゃんに微笑みかけて自分の部屋へ向かった。

服…、これで大丈夫かな…

だけど今着替えて気合い入れすぎって思われるのも嫌だし…

服はとりあえず、酷く残念なものじゃなかったからネックレスだけつけてカバンの中を整える。

私の用意は10分~15分くらいで終わった。
結「おまたせ。用意、出来たよ」

今日の私のファッションは白のレース付きブラウスに花の付いたピンクの薄いセーター、サーモンピンクのレースつきミニズボン。

それに小さなハートのプラチナネックレス。

髪型はストレート。
靴は足の先にリボンが着いているピンクヒールの予定だ。

翔「おし、じゃ行こっか」

翔ちゃんはソファから立ち上がり玄関へ歩いていく。

なんか…、ドキドキする…かも…

翔ちゃんと2人っきりってあんまりないかも…、

緊張するなぁ、

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