スマイル ~*届3続編。気象・N*~
第15章 episode14~*無責任だけど*~
夏の大きな仕事が終わっても、和くんの忙しさは増すばかりで、
最近は、また帰りが遅くなっていた
私も新学期になり、仕事は本格的に再開をし、
生徒は体育祭の練習のため、怪我人が増えて大変な時期に差し掛かっていた
それから和くんから聞いた話だが、ミオリさんがいつかとんでもない事をしてくるそうで
和くんはそれを気にかけていて、なんだか心が落ち着いていない状態が続いていた
そんな、たくさんのことが重なり、
もう何度目か忘れるほどの、すれ違いのようなものが起きていた
私が出勤の頃にはまだ和くんはぐっすりで、
家に帰ってくると私はひとりぼっち。
和くんが帰ってくる頃には、今度は私が寝ていて……
というのも、最初は和くんの帰りを起きて待っていたんだけど、
和くんは、寝顔見れるだけで幸せだから、とかクサいことを言って私を寝かせたのだ
こういうのって何となく慣れてしまったが、
このままだと私たちの関係って、ただの同居人じゃないのかと不安に思ってしまう
せいぜい、私が和くんを好きでいることと、寝る場所がベッドに一緒に入っているというくらいだ
和くんはそろそろフェスだと聞いたけど、私はその日、仕事が詰まっていて
参戦はおろか、ろくに応援すらできるかも怪しい
こんなすれ違いで、もう3週間
こんなとき、私は何ができるだろう…
どうすれば、正解なのだろう………
「ゆーいせーんせぇ?」
唯「わっ!何、いきなり!?」
空「物思いにふけてる感じだったから何かあったのかなー、って」
くうくんは、私をよく見てくれて、私の変化にすぐ気づいてくれる
そんなくうくんに、私は甘えすぎているのか……
唯「……あのね…?」
こんなの、彼女として無責任すぎるけど、
無責任だって、わかってるんだけど
1人で解決できない弱い私は、助けを求めることしかできなくて…
また、自分に嫌気が差す
最近は、また帰りが遅くなっていた
私も新学期になり、仕事は本格的に再開をし、
生徒は体育祭の練習のため、怪我人が増えて大変な時期に差し掛かっていた
それから和くんから聞いた話だが、ミオリさんがいつかとんでもない事をしてくるそうで
和くんはそれを気にかけていて、なんだか心が落ち着いていない状態が続いていた
そんな、たくさんのことが重なり、
もう何度目か忘れるほどの、すれ違いのようなものが起きていた
私が出勤の頃にはまだ和くんはぐっすりで、
家に帰ってくると私はひとりぼっち。
和くんが帰ってくる頃には、今度は私が寝ていて……
というのも、最初は和くんの帰りを起きて待っていたんだけど、
和くんは、寝顔見れるだけで幸せだから、とかクサいことを言って私を寝かせたのだ
こういうのって何となく慣れてしまったが、
このままだと私たちの関係って、ただの同居人じゃないのかと不安に思ってしまう
せいぜい、私が和くんを好きでいることと、寝る場所がベッドに一緒に入っているというくらいだ
和くんはそろそろフェスだと聞いたけど、私はその日、仕事が詰まっていて
参戦はおろか、ろくに応援すらできるかも怪しい
こんなすれ違いで、もう3週間
こんなとき、私は何ができるだろう…
どうすれば、正解なのだろう………
「ゆーいせーんせぇ?」
唯「わっ!何、いきなり!?」
空「物思いにふけてる感じだったから何かあったのかなー、って」
くうくんは、私をよく見てくれて、私の変化にすぐ気づいてくれる
そんなくうくんに、私は甘えすぎているのか……
唯「……あのね…?」
こんなの、彼女として無責任すぎるけど、
無責任だって、わかってるんだけど
1人で解決できない弱い私は、助けを求めることしかできなくて…
また、自分に嫌気が差す