テキストサイズ

ふしだらと言わないで

第7章 ラブ・エッチ・スリル~あたしだけが特別な感情を~

つまんない

つまんないつまんない

毎日がすーーーっっっごく

つまんない



ほったらかしにされて
納得がいかない
謝ったのになんか許してくれない



あたしは子供だから
自分が愛想尽かされてるとか
わかってなくて

ただ彼氏と早くラブラブなことしたいって思っていた



あたしは昼寝しようと
自宅に帰ってきた

家には誰もいない

汗かいてたから軽くシャワー浴びて出るとさっきはいなかったおにぃがソファーで大の字になっていた



「おにぃ?」
「あぁ柚香か」
それきり黙っちゃった

おにぃはヤバい中身がよくて
妹のあたしでも大好きだ



「おにぃ元気ないね
なんかあったの??」
「カノジョとケンカした」
「え、マジで?」
「すっげぇ怒ってる
口きいてくれねぇんだ」
「なにしたの?」
「女友達とキスしてた」



おにぃ…バカすぎ…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ