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ふしだらと言わないで

第7章 ラブ・エッチ・スリル~あたしだけが特別な感情を~

おにぃは彼女さんを
すごくすごくものすごく愛してて
家に招き入れては
めちゃくちゃに抱いてる

激しく激しく抱いて…

あ、やば…濡れてきちゃった



そう、あたしはよく覗いてた

おにぃが彼女を愛す姿は切ないのにあたしはどうしてもドキドキして、おにぃのアレやコレを覗き見る



それで濡らしちゃう



あんな女どこがいいかわかんない

親は絶賛してるけど
おにぃは目が曇ってるんだ

結婚とか…わけわかんない
死ねばいいのにあんなビッチ女



「あの…ね
あたしも悩んでるんだ
彼氏…のことで」
「は?お前も?」
「う、うん
相談してもいい?」



おにぃの怒り気味だった顔が
兄としての優しげなものになる

その瞬間ほっとした
嫌われたんじゃなかった
あたしは隣に座った

すごく親身になってくれるから
今更嘘なんかつけなくて、ついつい本当のことを話しちゃったんだ



それがどうなることかも知らずに

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