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ふしだらと言わないで

第3章 初めての恋の続き

 手短に済ませた
 あのあとすぐに別れた
 積もる話はあったが、連絡先を交換して今日飲む約束を取り付けた

 オフィスに着いて、誠司を見かけた瞬間からカバンに突っ込んでいた携帯を取り出してメールを確認する

 内容は同棲してる彼から今日の予定を問うものだったが、私はなぜだか騙すような後味の悪さで遅くなりますとポチポチ打って返信した



(さ、仕事仕事)



 確かに仕事はしていた
 能率も平時と変わらない

 しかし頭の中では誠司を考えてる
 なんとなく頭から離れない

 私は何を思い出しているのか
 昔の彼氏など今更な話だ

 確かにちょっと驚いたが
 今カレがいて近い将来結婚する相手がいるのに浮気もいいところだ

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