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ふしだらと言わないで

第7章 ラブ・エッチ・スリル~あたしだけが特別な感情を~

ちょうどその時、おにぃが柚香の教室を訪れていた



「あ♪お兄さーん///」
「柚香いる?」



ここのところ何かと妹の柚香の顔を見にきていたので、柚香の友達由宇とも毎日顔を合わせたせいかちょっとした仲になっていた



「あ、なんか先生に呼ばれてる

とかでぇ…今いないです?」

「ふーん…?」

「それよりお兄さん!

ちょっとお話しませんか??」



由宇をやんわりと離して



「悪い

ちょっと用事思い出した」

「えぇー?

柚香待ってなくていいんですか?

すぐに帰ってくると思いますよ?」



おにぃは聞いていなかった



(先生…?

あいつ確か…)



記憶をたぐり、体験告白みたいに軽く言っていた柚香を思い浮かべた

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