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ふしだらと言わないで

第7章 ラブ・エッチ・スリル~あたしだけが特別な感情を~

「なんで…」

「………

さっきからなんでなんでと…

うざいからやめろ

聞いたところで

お前は彼氏と別れるのかよ、え?」

「え?」

「どうなんだよ」



いつの間にか柚香の目の前に立っていたおにぃは言葉と同時に唇を奪う



「んんっ!?」
「…むかつく女」



左手は柚香の腰に添え、右手は柚香の頭に添えて恋人に負けないくらいの深いキスが柚香を求めた

ちゅ…んむ…っ、くちゅ…

情熱的なキスに柚香の思考は一時的におやすみする



気づけば柚香は、学校のベッドで押し倒されてキスしていた



「…いいかよく聞け

お前だって知ってるはずだ

俺は毎日お前に会いに行ってた

会いたかったんだ

偶然で現れるわけねぇだろ

お前を見てたから、わかった

あとは自分で考えろ」



ふわふわする頭で考える
嬉しいような、嘘みたいな気持ちに柚香の顔が見る見るうち熱くなる

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