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ふしだらと言わないで

第3章 初めての恋の続き

 直接会っても突然好きになったとかは全くなかった

 元カレがいい男になってて鼻が高いような惜しいことしたような気持ちはあったがそれだけだ



「飲も飲も、ほら誠司!!」
「真衣、飲みすぎだよ」



 懐かしい思い出だ
 初めて本気で好きになった人だから感謝や憧れならある

 今の私があるのは誰かを好きになることを教えてくれた、誠司という下地があるからだ

 あの時は悲しいだけで気づくことなく終わったが、それってすごく大切なことだと今なら思う



「誠司はさぁ
今どうなの?レンアイ?」
「真衣…絡むなよ」

 私はよく笑っていた
 楽しい時間だった

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