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FREE BIRD

第44章 愛を補充・1

…美穂side…

ハンドルを握る誠さんがとても新鮮で私はかなりときめいている。


それを悟られないよう私は随分お喋りだ。


軽快な音楽と共に、私達を乗せた車は緑の多い東京の端の高尾まで来た。


「さあ、着いたよ」


誠さんは高尾山の駐車場に車を停めた。


車から降りると都内より幾分涼しい。


私達は高尾山の入口から少し歩きケーブルカーで山を登った。


緑が濃くなり始めた草木を眺めながらゆっくりと進むと心が癒された。







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