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FREE BIRD

第44章 愛を補充・1

ケーブルカーを降り少し散策する。


夏の山の緑の香りを堪能する。


「結構暑いなあ」


「そう?都会より涼しいわ」


「僕暑がりだから」


「そうだった」


風呂上りに汗を吹き出していた彼を思い出した。


ちょっと甘い誠さんが頭に浮かび身体が熱くなる。



「やっぱり暑いわね」


「だろっ。アイス食べよっか?」


「うん」


幾つかある店舗の店先のアイスケースを覗き込み、二人して選んで買った。

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