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FREE BIRD

第44章 愛を補充・1

木陰に並んで腰掛け食べ始めると、気温のせいで溶けるのが早い。


誠さんは食べるのが早い。


私は年甲斐もなく垂らしそうになって、慌てて舐めた。


「いいわ、その顔…」


クスクス笑いながら私をからかった。


「…もうっ!」


久しぶりの誠さんは変わらず私を楽しませてくれる。


私と誠さんの楽しい時間…


それはとても少ないけど私にとって一番大切な時間だった。




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