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君のクラスで1時間

第2章 私の呼び名は『ひなこ』

「…今日は用事あるから、明日から。4時から、君のクラスで1時間、勉強を見るよ。…1-4ね?」


私の学年章をチェックしてそう言った。



「はい!!健人先生、お願いします!!」


「…名前?」


「え?だって…真山健人くんでしょ?」


「馴れ馴れしい。」



覗き込んだ私のおでこを人差し指で押し離す健人の指は、長くてきれいで…

しかも、香りもほのかに爽やかな感じ。


THEモテ男!!

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