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光と影

第1章 プロローグ





空には魔物たちが叫びながら飛び回り、陸にはズッシリとした体格の魔物たちが人の手足のような肉片をくわえながら、辺りを見渡している。


街の中心部では死体が転がり、真っ赤な血が池のように広がっていた。


そんな誰もが近づきたくない場所に人がしゃがんでいた。


その者は、手がもがれ、足が引き裂かれた元は人だったその肉片を抱き締めていた。










強く・・・強く・・・。









その肉片が潰れるくらい力強く抱き締めていた・・・。





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