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redcross

第13章 宣戦布告

プールの蛇口をひねり梨華の元に戻ると梨華に聞かれた。

『ねぇ…ここ前にも来たことある?』


『えっ…何で?』

『さっき…カタログを開くとき確か…って言ってたし…。
そういえば部屋に入った時も慣れていたっていうか…』

本当は来たことなんてない。
梓から一番の思い出のホテルだと聞いていて詳しくホテルの内容を話してくれた。
ただ覚えていただけ…だけど…。

『あっ…うん。
梓と来たことある。』

梨華がすごい顔になっていた。

嫉妬心に狩られた女ほど怖いものはない

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