テキストサイズ

redcross

第13章 宣戦布告

嫉妬心にかられた女ほど、心を動かしやすい。


梨華は

『そうなんだ。』

と落ち込んでいた。

『ごめん。嫌だった?
梨華が喜んでくれそうなホテルをって思ったんだけどここしか浮かばなくて…。』

と俺も落ち込んだ。

ふりだけど…。

すると梨華が抱きついてきて

『海斗とならどこでもいいよ。』

自分の感情を押さえ込むかのように、梨華は強がっていた。

でも俺はお構い無し。
シナリオ通りだから。

『俺も梨華といたら楽しいよ。
ほらっ。プール入ろうか?』

抱き締め返したあとに、二人でプールに入り、そのままホテルに泊まった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ