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第14章 嫉妬(梨華サイド)

講義室に向かうと梓と目があった。

私は梓を見ると心のそこから嫉妬心に狩られてるのが自分でも分かる位、出てくる。

私は梓に近付き

『何話してたの?』

『別に関係ない。』

わたしは梓の言葉と態度に頭がきた。

梓も同じだったと思う。

私はいらついていて押さえながら話すが精一杯だったから。

『ふぅーん。

梓と行ったプール付きのホテルに私と行ってきたとか言ってたんじゃないの?

てか、前から思ってたんだけど。
男に興味ないとか、恋愛したことないとか言いながらやることやって。

彼氏までいて。

ほんとに何が親友なんだか。

あんたの顔見てるとほんとむかつく。

顔も見たくない。

存在さえもむかつく。

あんた居ると思うとどうにかなりそうなんだけど。

海斗にも、私にもーー』


私は言い出したら止まらなくなっていた。

止めたのは梓だった。


『近づかないから…。ごめん…』

梓は目に涙が溜まっていた。

その目を見て言い過ぎたというのはなかった。

『何泣いてんんの?
ほらっ。近づかないんでしょ?
さっさと行きなよ。』

私は梓のことなんてどうでも良かった。

海斗と会わせたくなかった。

海斗がまだ梓が好きなんじゃないか?と思うことがあるから。

二人が会えば…海斗を取られるとしか思ってなかった。

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