
redcross
第17章 クラブ エマリ
『高島さん、こんばんわ。』
とママや晃さん、それにお店のお姉さん達も挨拶していた。
私はどうしていいか分からずママの横でかたまっていた。
『高島さん、この子今日初めてなの。あまりいじめないでね。』
『初めてかっ!光栄だな!よろしく。』
私は
『よろしくお願いします。』
と頭を下げた。
梓のお客だと聞いたのに梓は出てこなかった。
高島さんたちが座りだしていた。
すると奥から梓が乾きものやチャーム、おしぼりなどを出し始めていた。
『梓!久しぶりだな!』
と高島さんが話しかけたが梓はわらいもせず、手も止めずに
『三日前にお会いしてるので久しぶりではないと思いますよ?』
と言って返していた。
そのあとも高島さんが
『梓は飲まないのか?』
と話しても
『これが終わってからいただきます。』
とぶっきらぼうに答えていた。
その様子をみて私は笑ってしまった。
チャイナを着ようが、夜をしてようが梓は梓に変わらないなーと思って。
梓はいつもそう。
本当に心を許した人にしか感情を出さない。
だから、私は梓が好きで友達になって親友って認めた。
私の前の梓は感情的で、よく笑うけど…。
私以外にはこうだった。
でも今は私にも…。
仏頂面。
それが悲しいけど…。
でも海斗のことを考えるとすぐに怒りに変わる。
複雑な感情をコントロールするのでいっぱいいっぱいだった。
とママや晃さん、それにお店のお姉さん達も挨拶していた。
私はどうしていいか分からずママの横でかたまっていた。
『高島さん、この子今日初めてなの。あまりいじめないでね。』
『初めてかっ!光栄だな!よろしく。』
私は
『よろしくお願いします。』
と頭を下げた。
梓のお客だと聞いたのに梓は出てこなかった。
高島さんたちが座りだしていた。
すると奥から梓が乾きものやチャーム、おしぼりなどを出し始めていた。
『梓!久しぶりだな!』
と高島さんが話しかけたが梓はわらいもせず、手も止めずに
『三日前にお会いしてるので久しぶりではないと思いますよ?』
と言って返していた。
そのあとも高島さんが
『梓は飲まないのか?』
と話しても
『これが終わってからいただきます。』
とぶっきらぼうに答えていた。
その様子をみて私は笑ってしまった。
チャイナを着ようが、夜をしてようが梓は梓に変わらないなーと思って。
梓はいつもそう。
本当に心を許した人にしか感情を出さない。
だから、私は梓が好きで友達になって親友って認めた。
私の前の梓は感情的で、よく笑うけど…。
私以外にはこうだった。
でも今は私にも…。
仏頂面。
それが悲しいけど…。
でも海斗のことを考えるとすぐに怒りに変わる。
複雑な感情をコントロールするのでいっぱいいっぱいだった。
