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redcross

第1章 ツーショットダイヤル

私は約束を取り付け、街から少し外れた神社の石段で待っていた。


すると黒い車が目の前に止まり車の窓が開き話しかけられた。


『電話の子?』


の答えに私はコクンと頷いた。


『車に乗って。行こうか。』


そう言われて車に乗り込んだ。


男は、青いネクタイを着けたスーツ姿の30代後半位の大人しそうな、それでいてモテなさそうながたいのいい男だった。


男は車のまま入れるラブホに入り、人の目に触れることなく、部屋にはいれた。

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