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第6章 響と海斗

ただ響は前とは違って、壁を置いているような気がした。

会う回数は変わらないけど…

なんか違った。

でも私は確信に触れることなく、響との時間を過ごしていた。

最近、響と一緒にいる時間に海斗からの電話が鳴ることが多かった。

私は気付かなかった。

海斗が響の存在に気付いていることに…。


海斗が響と接触していることに…。


けど、この頃響と一緒にいるときの電話で海斗は必ず、


『いい鴨いたら紹介してね。
絞りとるから』

って言っていた。

響を紹介しろと言うことだったというのは後から知った。

私は、響と海斗の間で何が起こってるのかこの時知らなかった。

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