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第6章 響と海斗

3ヶ月ほど前、俺と梓は計画を実行した。


計画を実行する日取りを決めたり、次はこうしたらいい。とか言うのを話したりするために、バイトしているカフェのオーナーが昔していた今は倉庫になっているライブハウスを使っていた。

そこなら誰もいないし。
人目を気にせずに話が出来たから。

梓もそこが気に入ったと言って、暇潰しに二人で出入りしてただ普通の話をするだけって日もあった。

それが俺には楽しかった。

金もあったし。

梓も近くにいてくれて。

楽しかった。

彼女になってくれればと思っていたけど梓は


『男はいらない。』

『必要ない』

と言われてたからこの側にいれる関係を俺は大事にしたかった。


もし…金だけで繋がってる関係だとしても。

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