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redcross

第10章 闇

俺は梨華の反応を見ていた。

悩んでる、悩んでる。

『あの…私がコーヒー代出しときますよ。』


待ってました。
その言葉。

『いいの?』


『しょうがないじゃないですか。
早く財布見つかるといいですね。』

梨華は何も知らずに笑顔で言ってくれた。

『本当にごめん。
助かるよ。』

と言って梨華にコーヒー代を出させて、その日はファミレスを後にした。

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