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もっとキモチイイコトされちゃう!

第10章 すれ違い

「あっあっあっあっ……、瑞希くんっ、イイよぉ〜」

ベッドが軋む音が聞こえる。



指を2本にして、中を夢中で弄る。

こんなの、悲し過ぎるのにっ……。



指が止まらない。
足りないのに。








しばらく女の子の声が響いて、瑞希の呻くような声も聞こえた。



同時に中が痙攣する。



こんなのでイっちゃうなんて……





最低。






それから、女の子は満足そうに帰って行った。



「さっきの子、かわいかったね、彼女?」
「あははっ、違うし」
「ふーん、最低」
「別にいいでしょ、りく姉には関係ないじゃん」
「関係なくなんか、ないでしょ。弟のことなんだから」
「……あ、そ。……俺らのHオカズにしてオナニーし、て、た、くせにねえん♪」
「な……」
「え、マジなの、あははっ」



やられた……




「大体、いつまでも適当な女の子にフラフラしてっ、ちゃんと付き合いなさいよ」
「ちゃんと、ね?クスクス、でも俺好きな人いるよ」



え……



「だったらなおのこと、ちゃんとしなさいよ、その子に失礼じゃない」
「ん〜、あはっ、失礼って何ぃ〜、だって俺の片思いだも〜んっ」



笑ってるのに、瑞希が怖い。
壁際に追い詰められる。


「片思い……」
「そう、片思い、男に思われてないの、身体は許してくれてもね」

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