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もっとキモチイイコトされちゃう!

第11章 約束

瑞希はあれから特定の恋人を作っている様子はない。
時々違う女の子を部屋に連れ込んでいる。




それでも、瑞希を見るたびに胸が苦しくなる。

瑞希が女の子とHした日は、自分を慰める。



どことなく瑞希に距離を置かれている気がする。
話せば優しいのに、どこか壁を感じる。



寂しいよ、瑞希。
身体も心も寂しい。
抱かれると気持ちいいけど、瑞希以外の人じゃむなしいよ。








夜、瑞希の部屋に行った。
瑞希はベッドに横になっている。
弟の身体は細身だが筋肉のしっかりした身体だ。

今すぐその身体に抱かれたい衝動。
切ない。


「りく姉、何の用事」
「用事が無きゃ来ちゃいけないの」
「ううん、そんなことないよ、久しぶりだね、りく姉が俺の部屋来てくれるの」
「うん」
「電気、つけよっか」
「付けなくて、いい」
「えぇ、でもさあ」
「瑞希、瑞希の好きな人って、誰」
「それは言えないでしょ」
「……そう、だよね」
「うん、ったく、こんな夜中に来たと思ったら」
「瑞希……」
「んー」



暗闇の中、瑞希の唇に唇を重ねる。



「ん……」



瑞希の舌が入ってくる。
唾液とともに舌を絡ませる。



一瞬離して、もう一度、キス。



舌を絡ませ合い、互いを味わうような激しいキス。




「んっ、チュク、チュ……はぁっ」





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