おにいちゃんのおもちゃ
第18章 海で……:兄
「はい、ホントはラストまでなんですけど、無理言って上がらせてもらいました」
「そか、じゃあ、景色がきれいなとこ行ってみる?」
「はいっ」
「……君、名前は」
「時子……」
「時子ね。俺は公彦」
「公彦さん……」
俺は時子の手を握る。
時子が戸惑いの表情を見せ、頬も赤い。
それでも手を握り返してくる。
「行こ、時子」
「はい、どんなとこなんだろう、楽しみです」
ビーチを歩いて、小高い所へ。
木も生えてるから日陰になっていて涼しい。
座って2人で海を眺める。
「キレイ……ですね」
「うん」
手は繋いだまま。
時々、チラチラ俺を見ているのがわかる。
「ホントに公彦さんが助けてくれなかったら……私」
「男は調子に乗るからね。もっとやらしいことされてたかもね」
「そんな……」
「そういうの、慣れてないの?」
「はい……、怖くて……。彼氏にも怒られるんですけど」
彼氏……ね。
「彼氏とは、まだ?」
「はい」
時子が顔を赤くして恥ずかしそうに俯く。
この身体を食えないなんて、彼氏の苛立ちもわかる。
「そか、じゃあ、景色がきれいなとこ行ってみる?」
「はいっ」
「……君、名前は」
「時子……」
「時子ね。俺は公彦」
「公彦さん……」
俺は時子の手を握る。
時子が戸惑いの表情を見せ、頬も赤い。
それでも手を握り返してくる。
「行こ、時子」
「はい、どんなとこなんだろう、楽しみです」
ビーチを歩いて、小高い所へ。
木も生えてるから日陰になっていて涼しい。
座って2人で海を眺める。
「キレイ……ですね」
「うん」
手は繋いだまま。
時々、チラチラ俺を見ているのがわかる。
「ホントに公彦さんが助けてくれなかったら……私」
「男は調子に乗るからね。もっとやらしいことされてたかもね」
「そんな……」
「そういうの、慣れてないの?」
「はい……、怖くて……。彼氏にも怒られるんですけど」
彼氏……ね。
「彼氏とは、まだ?」
「はい」
時子が顔を赤くして恥ずかしそうに俯く。
この身体を食えないなんて、彼氏の苛立ちもわかる。