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おにいちゃんのおもちゃ

第24章 手に入れた失恋:兄

セックスの後。


身体を離す。


授業まではまだ時間がある。


もっとイチャイチャしていたいけど、軽くかわされる。


そう、時子は昔の俺と同じ。
俺を好きじゃない。
俺の身体が好き、らしい。


「彼氏とはどう」
「最近気持ち良くなってきました。公彦さんのおかげですっ」
「そ、良かった」
「はい、経験してなかったら、ずっとできないままだったかも」
「そっか」
「ただ、最近はHばっかりなんですよね、もう毎日……1回じゃ済まないし、身体もたないです」
「へえ……」


皮肉だな。
俺が処女奪ったせいで、彼氏とヤりまくりなんて……
俺ともっとヤりまくれよ。


いや、俺だけにしろよ。


あー、俺ダサいよな。


「明日は」
「テスト週間になるから無理ですよー」
「テストなんていいだろ、時子頭いいんだから」
「駄目ですよ、それに、公彦さんだってテストに集中しないと」
「……彼氏には会うんだろ」
「それは、そうですよ」
「ふうん」
「テスト終わったらしましょうね」
「あぁ」


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