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おにいちゃんのおもちゃ

第24章 手に入れた失恋:兄

2週間は長い。


俺は、時子を校内図書館に誘った。
学校の図書館は大きい。


まあ、俺は図書館で勉強する必要なんかないんだが、こうでもしないと会えないからな。


最初は処女で、俺に夢中だったのに、今じゃセックスにも慣れて、時子の立場が優位だ。






授業後、時子が現れる。


俺の隣に座って教科書を開く。
一緒に勉強するのは初めてだ。
時子のノートは予想通りきれいな字でまとまっている。


セックスの時、あんなに乱れるなんて誰が予想するだろう。
真っ直ぐで清潔感のある黒髪が、ヤってる時にはいやらしく見える。


普段の時子は、真面目で清楚な美人優等生だ。
背筋を伸ばして座り、静かにシャーペンを走らせる。


俺は教科書をペラペラ見てるフリをして、時子を見ている。


「……ん」


問題を解く時子が、ひとつの問題に眉をひそめる。


「ソレ、わかんないのか」
「えぇ」
「それは……」


小声で説明してやる。


「すごい……わかりました。じゃあ、ここは」
「ん……」

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