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もう1度好きになってもいいですか?

第4章 ふたりの過去

それから、純平はあたしの家でしばらく預かることになった。

あたしはおじいちゃんには悪いけど、純平と一緒にいられる時間が増えて、嬉しかった。

おじいちゃんが亡くなってから、1週間後くらいだろうか。

大人たちがうちに集まって、話し合いを始めた。

純平を正式に誰が引き取るか。

あたしと純平はいつも、聞き耳を立てていた。

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