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もう1度好きになってもいいですか?

第4章 ふたりの過去

「やはり、親元に返すのが1番だろう」

「だが、純平の両親は純平を捨てたんだぞ」

「しかも、お互い、不倫をしていて、別居中だ」

俺が正式に純平をうちの子にする。

お父さんはそう言った。

だが、すぐに却下されてしまった。


「本物の親のところに帰ります」

気づけば、純平が立ち上がり、そう言っていた。

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