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もう1度好きになってもいいですか?

第5章 ひとつ屋根の下⁉︎

〜杏 side〜
おにぎりを頬張っていると、さっきのことが鮮明に蘇った。

ん?

ちょっと待て。

あたし、押し倒されて…

腕つかまれて…

唇に暖かいものがくっついて…

くっついて?

あ、あれって…

『あたしのファーストキスぅーーーーー!!』

視界の隅で駿が紙パックのジュースを噴き出した気がしたけど、気にしない。

あたしは午後の授業を呆然と過ごすことになった。

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