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齟齬

第4章 4




「どうぞ。おかけください。

 なんになさいますか?」


「…まぁいいわ。

 この前と同じ…ギムレット。」


氷をもう一度冷蔵庫に直した。

彼女は

僕の指先を食い入るように

視線があつく感じる。

コースターを

カウンターにだすと

カクテルグラスに注ぐ。


「どうそ。

 変わりばえしませんが…」


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