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いいから早く俺のものになれよ

第2章 お礼

「ほんと大丈夫ですか?」

「あたたかいものが欲しい。」

しんどそうな口は
そう動いた。

温かいもの?

今から買いに出るのもなぁ。

迷っていると
先生が帰ってきた。

「あら、
 高橋君だっけ?
 お早いお目覚めねぇ。」

「あ、
 ちがうんす。
 すっげしんどそうな人が来て
 あったかいもの・・・。」

「あぁ。」

先生はベットのほうに来た。

「奥谷さん。
 大丈夫?
 あたたかいの待ってね。」

「え?
 いつものことなんですか?」

「そうね。
 1週間に1,2回は来るわよ。」

「そっか。
 大丈夫すか?」

奥谷・・・先輩。

か。

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