テキストサイズ

いいから早く俺のものになれよ

第2章 お礼

結局俺は
一日中保健室で過ごした。

放課後になって
奥谷先輩が
ベットから出てくる。

「あ、だいじょ・・・
 え?」

ベットから出てきたのは
地味子だった。

「奥谷・・・先輩?
 だったんですか。
 携帯届けてくださったのは。」

「え?
 なんのこと?」

「えっと、
 入学式の日
 俺のこと追いかけて
 携帯届けてくださったじゃ
 ないですか。」

「あ、私じゃないわ。」

「え?でもメガネ・・・。」

「あたしの妹よ。
 双子のね。」

「妹さん?」

「えぇ。
 あたしと違って
 体が丈夫なの。
 学校では身バレした・・・
 あ!
 聞かなかったことに
 してください!」

「え?
 ちょっと、
 あ・・・。」

奥谷先輩は
教室から出て行ってしまった。

身バレ??

ストーリーメニュー

TOPTOPへ