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「高橋くんだぁ！！」

お？？

「野崎じゃん。
　よくわかったな。」

美幸の手を握る力が強くなる。

「あったりまえじゃん！
　彼女さん？
　可愛いですね！！」

弱くなった。

単純だな。

「サンキュ。」

「それじゃ。
　じゃーねー！」

「おう。」

野崎は
友達のところに帰る。

「淳也、
　お友達？？」

「あぁ。
　同級だ。」

「やだ。
　あの子の友達が
　淳也のこと見てる。」

「はは。
　俺は美幸を見てるけどな。」

「な！？」

「ほら、
　お土産買うんだろ？」

目の前には
ずらりと並ぶ土産屋。

「あ、あたしトイレ行きたい！」

美幸が指をさす。

「あぁ、いってら。」