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次の日の朝早く、俺は出張先へ向かった。
すぐ近くの出張先へ…

出張…俺が、葵に初めてついた嘘…
有休をとり、近くのビジネスホテルに、宿泊の予約をしていた。

葵を監視する為に…
こんな事は、したくなかった…
でも…葵を信じたいから…

ビジネスホテルへ着き、私服に着替えた
少し落ち着こうと、喫茶店へ行った…

店に着き、店内に入ろうとすると…
店から男が出て来た！

この顔！この髭！間違いない！葵といた男だ！
コイツが、葵と一緒にいた男だ！

俺は、思わず声を掛けた…

「あの…」

「あの…すいません…」

俺の横を通り過ぎる男…

「オイッ！」

思わず男の肩を掴んで、呼んでしまった…
男は振り返り、俺の顔を見た…

そして、何も言わずに去っていった………

なんだ！あいつ！！無視かよ！！
何か言えよな……くそっ！

でも…これチャンスだな！

俺は男を尾行する事にした………