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幼いえっち

第4章 桜の中で

「チカ、今夜桜を見に行こうよ。」


カイくんがチカを誘ったのは
マツセンとの保健室のことがあった
数日後の下校途中だった。


あの日のことは、
カイくんに何度も問い詰められたけど、事実は言ってない・・


薬のにおいがする、
あの部屋で。


なんだか特別な感じがする
保健室のベッドで。



学校で。。先生と。。



洗浄って言葉に騙されるほど
チカは無知じゃなかった。


だからこそ、先生の舌に感じた自分が後ろめたくて言わないでおくことに決めた。



「今夜って、夜?」

「うん、俺と一緒っていえば大丈夫だろ?」



カイくんは優しく笑うと
チカの手を握る。



うんっ!って言って笑い返すと
カイくんは「やった!」とか言って
前に向き直す。


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