幼いえっち
第27章 思いがけない午前
どれくらいたっただろう・・・
横になったまま、
目も頭も、ギンギンに冴えている。
心臓もまだ、
ドクンドクンと大きく鳴っていた
カイくんとは違う、
男の子の匂い。感触。
あたしはその腕に包まれたまま動けずに居た。
・・・どうしよう・・・・
誰か来て、こんな所みられたら・・・
早く、出ないとなのに・・・
市原先輩は一向に動く気配がなかった。
あたしはゆっくりと、
首を動かし市原先輩の表情を盗み見る。
「・・・・・・・・・・すー・・・・」
あれ・・・・
「スー・・・スー・・・・」
市原先輩は規則正しい寝息を漏らして
その目蓋を閉じ、眠っていた。
・・・;;;;